笠原仙一 詩の広場
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--------
スポンサー広告
Pagetop
詩ロマン
詩ロマン
笠原仙一
人間不信も傲慢も絶望も 詩ロマンに変えましょ
どうせ人間死にまする
早いか遅いかそれだけです
末期の目は 娑婆を美しいものに変えまする
命あることがいとおしくて
お酒も会話も友も 沁みて幸せです
朝起きれば小鳥たちの会話が聞こえてくるのです
寝る前には感謝して手を合わすのです
いとおしさ やさしいこころに満ちる これぞ詩ロマンです
思えば 日本国憲法はほんとに詩ロマン
みんな笑って
みんな友達 みんな平和なんて夢みたいな話
九条なんて 中国やアメリカや
世界中の弱肉強食の人間や国から見れば
狂っているとお思いでしょうが
そんな国は弱い国と安倍首相はお思いでしょうが
でも日本人 七〇年近く愛してきたのです
日本人 日本国憲法を詩ロマンに変えてきたのです
そうして日本人 これからも日本の道を作っていく
富士を愛で 浅草を愛で 技術と商売
創意工夫を愛で おいしいものを愛で
文化と自由と平等を愛す民主主義と平和の国
これぞ詩ロマン
日本人の 世界の 地球人の詩ロマン
それにしてもオモテナシの精神だなんて
あまりに詩ロマンじゃありませんか
日本人らしいじゃありませんか
人間を信じる夢のような話です
人を見たら泥棒と思え
通り魔や殺人が横行している時代に
もっと欲しい もっと俺がー と叫ぶ時代なのに
夢のようなお話です
そういえば千利休の時代もそうだった
あの戦国の世に オモテナシなんて 茶で一服なんて
あの小さい 割れたら終わりの茶碗に一国の価値があるなんて
一期一会のこの世界
小さいにじり口から人がくぐって茶室に入れば
こころとこころが通じ合う世界が広がるなんて
やっぱりこれも日本人の生きる夢 詩ロマンだったのです
詩ロマン
みんな 朝(あした)に生まれ夕べには白骨になりまする
六月二六日 愛する義兄(あに)が死にました
六月二八日 孫が生まれました
義兄(にい)さんは死ぬ二週間前まで入院をせずに店で働いていました
誠実な人で 見舞いに行くと
これが死ぬ時の気持ちか
みんなこんな気持ちになって死んでいったんやな
こんなに死に病は体が重いんか 辛いんにゃ と
しみじみと語りながら わめきもせず涙も見せず
手を握ったり 足や背中をさすると
気持ちよさそうに眠るのです
死に顔は驚くほどきりりとした古武士のようでした
まさに詩ロマン これぞ 詩ロマン
みんなこころを持って死にまする
信頼し合って 助け合って楽しく生きることが一番
それが一番幸せなことなのです
朝は明るく挨拶しましょ
貧乏でもよいのです 日本には美しい自然がありまする
少しの食べ物で本当は良いのです
メタボなんて昔の人からを見れば夢のような話です
一生懸命仕事をして 楽しい家庭を作って
自由に創造的に生きましょ
日めくりを楽しみましょ それが詩ロマン
歌いましょ 笑いましょ 手を握り合いましょ
それが詩ロマン
スポンサーサイト
2015-08-20
笠原仙一最新の詩紹介
コメント : 0
Pagetop
ホーム
Pagetop
プロフィール
Author:shinohiroba
FC2ブログへようこそ!
最新記事
みらいごと (03/05)
三島と対峙する死に方を願う (02/14)
年を重ねることへの楽しみ (02/14)
滅びの不安に (10/08)
これからの我らは (09/28)
最新コメント
月別アーカイブ
2016/03 (1)
2016/02 (2)
2015/10 (1)
2015/09 (7)
2015/08 (1)
2015/05 (1)
2015/04 (2)
2015/03 (4)
カテゴリ
日々の日記・つれづれなるままに (5)
笠原仙一最新の詩紹介 (4)
現代詩の詩作品紹介や詩批評コーナー (3)
寄贈詩集を気楽に紹介するコーナー (1)
日本国憲法と反原発コーナー (5)
笠原仙一の詩集紹介コーナー (1)
私が推薦する福井県名詩集コーナー (0)
未分類 (0)
検索フォーム
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
リンク
笠原仙一詩の世界
笠原善光堂
管理画面
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。